今年は平年に比べて平均気温で2度ほど高く推移した夏、秋を過ごしました。おかげで糖度が高く大変ありがたいことですが、収穫タイミングが難しいです。 品種によっては酸落ちが早くなってしまい糖度とのバランスが悪くなりますので、ビックビンテージかどうかは、収穫タイミングを上手にやったところは良いと思います。さて我が園はどうなのでしょうか?一年後を待たねばなんとも言えませんが、品種によっては糖度が25度26度と今まで9年間で見たこともない高糖度のぶどうもありました。うちのぶどうたちが良いワインに造っていただけますように祈ります。 アルプス初冠雪 カベルネソービニヨン旨し
3年前にそれぞれ50本程度バルベラとムールヴェードルを試験的に植栽しました。いよいよ今年が成り始める年になりました。 まだ成木になるまで2年ほどかかりますので、少ししか取れません。 今年は、ワインぶどう樹にとってはとても素晴らしい年となりました。糖度が上がり、梅雨明けからの少雨・猛暑が続きぶどうの粒が小粒になり凝縮感が増しています。 その分収穫量が落ちますので農家としては痛いところですが。 収穫タイミングも例年に比べて10日くらいは早めの収穫で推移しています。 9月30日にバルベラとムールヴェードルを収穫しましたが、とても糖度が高く単独では厳しいので混醸してみます。さてどうなることやら。2年くらい楽しみにお待ちくださいませ。 暑さをさけるための日傘 ムールヴェードル Brix糖度25度 バルベラ Brix糖度27度
今年は通常時期に梅雨が明けてから、夏季の猛暑と少雨が9月中旬まで続きました。 安曇野天王原畑で9月下旬に収穫した品種のなかでシャルドネ、バルベラ3年目、ムールヴェードル3年目の糖度計の写真を添付しました。糖度がかなり高く凝縮感もあります。野菜たちには過酷な夏季でしたが、ワインぶどうたちにとっては良好な環境で育ったように思います。収穫時期は平年より少し早めになっています。 北アルプスを吹き降ろす風もあり、最高気温が35度でも早朝には23,24度まで下がっていますので呼吸過多にもならずに養分が果実に蓄積されたようです。昨年の実は適度な降雨によりパツパツと太っていましたが、今年の実は小粒で味が濃いです。昨年はもちろん野菜は豊作でしたね。 シャルドネ糖度 バルベラ3年目糖度 ムールヴェードル3年目糖度