五月下旬のPBワイン試飲販売会に向けて鋭意新商品準備を進めています。 この度、いままでで一番思い入れのあるアイテム:天王原垣根龍眼シュールリー(無補糖)を発売すべくラベル作成しています。 垣根龍眼は、山梨の高畝式垣根甲州の栽培を参考にして龍眼種でチャレンジしてみようと始めました。たくさんの思いが詰まっております。 垣根仕立ての龍眼はやっている人が回りにおらず、ある専門家にアドバイスを求めたところ、やめたほうが良いと言われました。おそらく、農家としてやるものではないという意味だったと思います。(確かに採算は合いませんね(笑)) 垣根仕立てにし、水分ストレスをかけて栽培すると従来の栽培方法に比べて収量が半分から3分の1くらいになると予想されます。房、粒が小さくなるということと、畑の生産効率が落ちることによります。 植栽してから3年は花芽がつかずヤキモキしました。これは、初年度から花芽をもつことが多い欧州系品種との大きな違いです。6年目にしてやっとまともな品質の果実になりました。つまり、粒が小さくなりその分凝縮感があって、棚栽培では不可能と言われている糖度20度も房によっては達成することができました。棚栽培では糖度は15から16度程度なので龍眼は醸造工程で補糖が当たり前と言われています。今回の新商品は補糖していません。また、陰干しにもチャレンジし、10%程度の房を10日陰干しして混醸しています。陰干し技術はまだまだです。次回の課題です。 6年前に植栽を一緒にやってくれた娘がたまたまですがドラゴンの画を描いていましたのでそれをエチケットに使わせていただきます。 長野県の古来からの固有品種:善光寺ぶどう龍眼を高品質ワインにして世に問いたいという想いでやってきました。また、多くの方のアドバイスを頂きましたことを大変有難く思います。 それにしても、ラベルがいつ仕上がってくるかハラハラドキドキです。
ぶどう樹の新芽が出始めると、なぜか日本鹿がやってきて新芽を食い荒らします。 山にはほかにもたくさんの新芽が芽吹いているのに、ぶどう樹の新芽が好みらしくやってきます。やってくるルートもほぼ決まっています。いわゆる獣道です。 獣道に一番近いアルバリーニョとソービニヨンブランの畑は大きな被害をいつも受けてきました。さすがに恒例行事対策に早めにネット張りをして新芽を防御します。 余裕があれば鹿さんのために山の中にぶどう樹を植えてあげられるのですが、、、
新型コロナのまん延が多くの人々の集う楽しみを奪ってまいりましたが、雌伏の時を経て3年ぶりに天王原ワインの試飲販売会を開催いたします。 詳細は添付の通りです。 新型コロナ対応のため多くの人々の集う機会が失われ、人間が生きている喜び・楽しみを押し殺してきました。多くの飲食店が廃業を余儀なくされ、私たちワイン農家も辛酸をなめてまいりましたが、国を始め県市の支援や多くの方々の応援があってぼーのふぁーむ明科もここまで存続してくることができました。本当に感謝の気持ちで一杯です。今ようやく普通の病気として付き合いながら人が集う喜び・楽しみを分かち合えれば幸いと思います。 ご興味のある方は是非足を運んでいただければ幸いです。檀家をしております給然寺様には無理をお願いしてご協力いただきました。大変ありがたく思います。この場を借りてお礼申し上げます。