5月3日からファーマーズガーデン明科店頭にて、えべや善光寺龍眼2019を販売開始いたします。 善光寺龍眼種は、長野県固有品種で欧州系の遺伝子を90パーセント以上持っています。房は甲州種と似ています。 Web販売の準備は現在進めております。 安曇野天王原の畑にも龍眼が植えられている区画があり、ちょうど萌芽期を迎えております。
第2回目の販売会を安曇野市明科の給然寺大広間にて開催いたします。ご興味のある方はぜひお越しくださいませ。 今回の注目アイテムは、天王原ヴィンヤードの一区画の栽培品種を混醸した「天王原A2019」と「えべや 善光寺龍眼2019」です。 今回の天王原の混醸はメルロー75%、カベルネソービニオン25%で、メルローの収穫期に同時にカベルネソービニオンも収穫し、果汁を発酵段階から一緒に行うことで、より一体感を出そうというものです。 また、善光寺龍眼は長野県の古来からある土着品種で、地元で飲んでいただきたいアイテムです。普段食に相性がぴったりだと思います。
2019年1月から3月は平年に比べて暖かく、月当たり降水量も数ミリと少なく乾燥した冬を過ごしました。その結果、発芽が昨年に比べて2週間ほど遅くなりました。開花も遅くなりました。また、梅雨は平年より10日程度長く安曇野天王原では7月29日まで雨模様で、その後から数日は急に晴天となり最高35度の日が続きました。メルロー樹はこの気候変化に対応できず一部で植物生理障害が起こりました。べレゾンは8月15日頃から始まりとても遅い色付きでした。 この厳しい経過から9月は一転晴天が続き遅ればせながら糖度が追いついてきた年です。 シャルドネはとても良い状態で健全な果実が収穫できました。 追伸 試験的に植えた善光寺龍眼2本の樹に3年目にして初めて各1つずつ果実が実った記念すべき年です。 安曇野天王原の垣根龍眼の実の写真です。