今年は、早期梅雨明けから35℃に迫る猛暑が8月いっぱい続き、日照に恵まれました。その一方で酸の落ち方が早くなりました。 9月に入ると気候は一変し、雨続きの日々。とても綺麗だった容姿が少しずつ病果や獣の食害に侵されていきました。いろいろな理由から、昨年よりも収穫時期が10日程度早まりました。
いよいよ天王原も梅雨入りしました。ぶどう樹たちはこの時期ぐんぐん成長します。手前の畑はシャルドネですが、もうトップラインを越えて伸びている枝もあります。 ぶどう樹たちの葉が思うように光合成できるように、そして、優良な果実を実らせてくれるようにちゃんと手入れをしてあげないと。
2017年収穫のシャルドネとメルロで造られるワインたち。 委託醸造先で状態を確認してきました。シャルドネは最近瓶詰めされて静かに待機している状態です。メルロは樽内にてマロラク発酵中で元気にしていました。これは期待できます。 それぞれ天王原100%初ワインです。また、2017年の長野県松本安曇野地区の天候は久しぶりのビックビンテージを期待できるぶどうの出来でした。来年まで気長にお待ちくださいませ。