善光寺ぶどう龍眼は安曇野市で棚栽培されているのですが、肩落としや先端落としをして子房に仕立てても、糖度15,16度どまりの品種です。ワイン造りの時に補糖するのが当たり前になっています。そこで、今年は、一部の龍眼を陰干しして、水分を20から30%飛ばしてみたいと試みています。陰干しには稲わらをいただいてきてそこに並べてハウス内でおいておきます。
一方、垣根栽培の龍眼のほうは、今年は水分ストレスの違いで大きな差がでました。下の畑の垣根龍眼は水分を吸って大粒になり15度くらいですが、40メートル標高が高い一番上の畑の龍眼は下に比べて小粒で、糖度も19度ぐらいになっています。
今年の違いから言えるのは、水分ストレスをしっかり与えると、凝縮感が出て糖度も上がるのではないか、ということです。
ワインの出来上がりは1年後です。どんなワインになるのか本当に楽しみです。