髙橋節郎氏は現在の安曇野市北穂高の地で生まれた漆芸芸術家です。また、再生保存されている髙橋氏生家のある髙橋節郎記念美術館から東を眺めると、高瀬川左岸のわが天王原ワインぶどう畑が見えます。
僕は天王原畑の開墾からワインぶどうの生育期にかけての3年間で10回以上は髙橋節郎記念美術館を訪れ、先生の作品に心を癒させていただきました。
地元にこのような漆芸作品を作る方が居られ、漆芸を芸術の域に高められたその努力、創造力、僕の想像を超えたモチーフに癒され、感動し、無収入のぶどう樹育成2年間、不安な僕に力を与えてくれました。
4年目に入り、いよいよ天王原畑で採れたぶどうでワインができるようになるときに、節郎ラベルの天王原ワインをつくりたいと思い、僕のお気に入り作品をワインのエチケットに利用する許可を頂きました。
日本の田舎原風景であり、アートの町安曇野とワインとの親和性をとても気持ちよく感じています。